大田区のモノづくりを背負う一人として、次世代へ講演
2025年5月29日、安久工機 代表・田中宙が、日本工学院専門学校 機械設計科にて特別講義を行いました。
この講義は、大田区のモノづくり企業の経営者や職人が登壇するシリーズ「大田ものづくり学」の2025年度第一回。記念すべき初回講師としてお声がけいただけたことを、嬉しく思います。
試作品開発の仕事とはどんなものか?から始まり、家業を継いだ経緯、ベンチャーフレンドリープロジェクトとグーテンベルク社について、等…
お話しがおもしろいので学生も喰いつくように話を聞いていましたが、質疑の時間も1年生から次々質問が出て、すごく盛り上がりました!#蒲田 #専門学校 https://t.co/ZaVdqrYC3r pic.twitter.com/CHB66srUJM— 日本工学院専門学校機械設計科 (@neec_ID) May 29, 2025
当日は、安久工機のこれまでとこれから、そして現在進行中の「ベンチャーフレンドリープロジェクト」や「ヤスラボプロジェクト」についてご紹介しました。
ベンチャーと町工場がどう出会い、どんな化学反応が起きているのか。
小さな町工場がどうやって世界を面白くしていけるのか。
そんな問いを学生の皆さんと共有しました。
後半では、2022年のイグノーベル賞・経済学賞『才能と運:成功と失敗におけるランダム性の役割』という研究をもとに、こんな話をしました。
「運」というのは、完全にランダムなものなのか?
それとも、自分の行動次第で、引き寄せたり、巡り合わせたりするものなのか?
私達はこう考えます。
「自分が“幸運な人”になりたいなら、まず誰かにとっての“幸運な人”であろう」と。
良い仕事、良い出会い、良いチャンス。そうした“運”のような出来事は、実は人を通じてやってきます。
だからこそ、日々の誠実なふるまいや好奇心のあり方が、未来の可能性を形づくるのだと考えています。
学生の皆さんの表情から、「技術の話」だけではないモノづくりの奥行きを、少しでも感じ取ってもらえたのではと感じています。
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「運を待つのではなく、運が集まる場所をつくる。」
この日交わした言葉が、ものづくりに向かう原点のひとつとなってくれたなら、とても嬉しく思います。
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安久工機では、今後もこうした対話の機会を大切にしながら、“モノづくり天国”の実現をめざしてまいります。
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