ヤスラボで開設パーティーを開催
2025年5月24日、町工場発のイノベーション拠点「ヤスラボ」のオープンにあたり記念パーティーを開催しました。
塗り替えられた真っ白な壁と、ところどころ年季をのぞかせる骨組み、そして真新しい「ヤスラボ」のLED看板。1階から2階、さらには屋上まで全館を開放し、建物全体が交流とお祝いの空間となりました。
本イベントは、クラウドファンディングのリターンである「パーティー参加権」をご支援いただいた皆さまを中心に、安久工機およびヤスラボにご縁のある方々にご参加いただきました。
その数、総勢約100名以上!!
クラウドファンディングでご支援いただいた170名(5/24時点)のうち、約6割のみなさまが参加された計算になります。
テープカットと乾杯で幕開け
午前11時、安久工機CEOの田中宙より開会のご挨拶とともに、テープカットを実施しました。
テープカットには、田中宙のほか、ヤスラボ入居予定で”コミュマネ”を務めるハタノ製作所・波田野様、そしてヤスラボの設計デザインを担当されたUKAW・松田様が登壇。
ヤスラボを作り上げてきた我々のそれぞれの想いやストーリーが交差する、めでたく感慨深い瞬間となりました。
続いて行われた乾杯の挨拶では、田中も所属するNPO法人OSEKKAIの山下様が、中二階へ繋がる階段の”お立ち台”へと登壇。この「乾杯の挨拶権」も、クラウドファンディングのリターンのひとつであり、ご支援の形がこうして実際の場に結びついたことに、私たちも深い感謝と喜びを感じました。この乾杯では、単なる発声にとどまらず、オリジナルの“コールアンドレスポンス”が披露され会場がまさにひとつになりました。
乾杯後には、ヤスラボに入居予定のハタノ製作所・波田野様、アットドウスの皆さまのご紹介とご挨拶も続きました。ヤスラボで始まる新たな取り組みへの期待が語られ、会場には共感と応援の拍手が広がりました。
こうして、ヤスラボの門出を祝うパーティーは、関わる皆さまの想いが重なり合うかたちで、温かく力強く幕を開けました。
ヤスラボ全体を使った自由な交流のひととき
パーティーでは、お食事やお飲み物をご用意し、皆さまには思いおもいにヤスラボをご覧いただきながら、自由な交流をお楽しみいただきました。
至るところで笑顔と会話が交わされ、初対面同士の方々のあいだにも新たなつながりが次々と生まれているようでした。
この日を通して改めて実感したのは、ヤスラボがただの“場所”ではなく、「出会い」や「イノベーション」を生むカオスな“場”であるということ。
その第一歩を、皆さまと共に踏み出せたことを心から嬉しく思います。
地域に育てられた安久工機、地域を育てるヤスラボ
また、何より嬉しかったのはパーティーに近隣住民の方々が飛び込みで参加くださったこと。
中には、双子の娘さんが幼稚園生の時から安久工機のオープンファクトリーに何度も足を運んでくださったご家族も。
幼かった双子さんは小学校5年生になり、ヤスラボの内装一つ一つに感激して走り回り、マイクを持って姉妹揃って参加者の前で自己紹介をしてくれました。
こうした形で少しでも「モノづくりが人生の身近にある」環境を作っていくことも、ヤスラボの使命の一つなのです。
パーティーの翌日、ヤスラボの片付けをしているとドアのガラスの向こうでニコニコと手を降る人影が。
先程の双子とご両親が前を通りがかり挨拶をしてくれていました。
そう、ヤスラボはただの”施設”ではない、心の交流が生まれ、誰かの人生を変える力を持つ、そういうところなんです。
安久工機は機械設計が生業の会社です。
自分たちだけではモノは作れません。
そんな私達を支えてくれたのは地域産業であり、地域の方々に他なりません。
ヤスラボを通じて、「日本のモノづくりは楽しい!モノづくりに関わる人達はステキだ!」と子供たちに感じ取ってほしいと思います。
感謝の言葉と今後について
今回のパーティーは、安久工機およびヤスラボにとって、皆さまとリアルな接点を持つことができた大変貴重な機会でした。あの熱量と圧倒的な応援の力は忘れることが出来ません。
あらためて、ご支援・ご参加くださった皆さまに心より御礼申し上げます。
ヤスラボは、まもなく本格始動を迎えます。
今後も「ここをモノづくり天国にする」という理念の元、モノづくりに挑戦する人々が集い、交わることで大小様々なイノベーションを生み出し、モノづくりの街のランドマークになるような場を皆さんと一緒に作っていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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